hideと会話ができるアプリが好評

1998年に亡くなったロックバンド「X JAPAN」のギタリスト、hideと会話ができるサービスが好評だという。
主にスマホ向けアプリとして人気の「しゃべってコンシェル」に、hideのキャラクターが新登場。ユーザーが端末に向かって「好きな食べ物は?」と聞くと「実家のギョウザだな」などとhideの声で答えてくれるという。返答する声の主は「しゃべってキャラ」といい、hideのほかに中川翔子やふなっしーといった約200のキャラがあるそうだ。故人のキャラは初めてで、無料キャンペーンでは1週間で約5万ダウンロードを記録する人気ぶりだったという。
「しゃべってキャラ」の収録は通常2時間ほどで終わるそうだが、hideの場合それができないため、声のサンプルを大量に集めたそうだ。製作した携帯コンテンツ配信事業大手「エムアップ」によると、約1年かけ、のべ10数時間に及ぶ動画の中から声を抽出。集めた声を緻密につなぎ合わせて「合成音声」を作成したとのこと。
hideは生前、楽屋裏のオフショットやや休憩中の雑談の様子などをビデオカメラで収めることが多く、これらの動画音声が役に立ったという。実弟で所属事務所社長の松本裕士さんが「まるで本人と話しているようだ」と驚くほど、滑らかな声が再現されているそうだ。今月11日からはアップグレード版の有料販売がスタートするとのこと。
この合成音声の開発によって、hideの単独コンサート開催が現実味を帯びてきたという。
14年12月には新曲「子 ギャル」を発売。ヤマハが開発した歌声合成技術「ボーカロイド」によってhideの歌声が再現された。また、昨年秋には3Dホログラムで立体的なhideの映像を登場させるライブイベントも開催された。
「CGで完璧なヴィジュアルアーティストを作って、俺はいつの間にかフェイドアウトして、でも、hideって名前でやっていくの。いつのまにかすり替わってんの。もちろん、音楽は俺が作るの」
これは93年のhideの話だそうだ。まるでこうなることを予測していたかのようで驚かされる。このころからパソコンを駆使して音楽を作り、「携帯電話とパソコンで音楽を聴く時代が来る」と予測していたという。
hideが思い描いたことが次々と現実になっている。完璧なCGのhideに逢える日も近いのかもしれない…。